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    Happyルール|アーユルヴェーダセラピスト・植村智子

Happyルール|ル・レーヴパフォーマー・宮崎夏実

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ラスベガスで人気のショー「LE RÊVE(ル・レーヴ)」に、唯一の日本人パフォーマーとして活躍する宮崎夏実(みやざきなつみ)さん。

シンクロの日本代表選手やパフォーマーの経験を通じ、宮崎夏実さんが感じた「Happyルール」について伺いました。

宮崎夏実のバックグラウンド

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宮崎夏実さんの経歴は大きく2つに分けられます。シンクロ(アーティス)の競技選手としての時代、そして「LE RÊVE」のパフォーマーとしての時代です。

シンクロ選手として活躍

 

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1993年7月14日生まれ、東京都足立区出身の宮崎夏実さん。小学校6年生にシンクロを始め、中学校2年生の時に出場した全国大会で優勝。高校在学中に、ジュニア日本代表・ナショナルBチーム、ナショナルAチーム日本代表に選出されシニアの試合に出場し、大学ではアジア大会とシンクロW杯で銀メダルを獲得。

ル・レーヴパフォーマーへ転身

 

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大学在学中、夏休みにラスベガス旅行で訪れた「LE RÊVE」のオーディションを受けることになり、その場で社長から声をかけられ就職を決意。2016年、ラスベガスに移住しパフォーマーとして活躍し始めます。

輝かしい経歴の中で、どのように苦悩や葛藤を乗り越えてきたのか。そして、恐れずに挑戦し続ける強さはどこからやってくるのでしょうか。

シンクロとの出会い

―シンクロとの出会いはいつだったのでしょうか?

幼少期、生まれつき骨盤のハマりが悪かったため、エクササイズとして、母親が私に水泳を習わせていました。その後、小学校6年生の時、母親がシンクロ教室の存在を聞きつけて電話をしたんです。シンクロを習う年齢として小学校6年生は少し遅かったため、当時のコーチが「すぐ来てください」という話になり、シンクロ人生が始まりました。

選手時代は「勝つのが当たり前」

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―当時のシンクロとの向き合い方について、教えてください

最初、シンクロは「楽しいもの」だと思ってやっていました。ですが、クラブの一番うまい子とシンクロのペアを組むことになり、中学2年の時に全国大会で優勝した頃から“勝つのが当たり前”と思い、楽しいだけじゃダメなんだという意識が芽生えましたね。

―どのような選手生活を送っていたのでしょうか

中学校・高校・大学と周囲の協力が得られ、勉強よりもシンクロ優先で生活ができました。そういう意味では、とても環境に恵まれていたと思います。

そのお陰で、ナショナルジュニア日本代表・ナショナルBチーム、ナショナルAチーム日本代表に選出され、海外のシニア試合に出場できました。その後も、大学在学中にアジア大会とワールドカップで銀メダルを獲得することができたんです。

ラスベガスで訪れた大きな転機

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Le Reve The Dream

―パフォーマーとなったきっかけは?

夏休みに友人とシンクロのショー「LE RÊVE(ル・レーヴ)」を見たくて、ラスベガス旅行に行ったんです。その時、ちょうど「パフォーマーの枠が一つ空いた」ということで、偶然オーディションを受けることになり、そこですぐに契約をいただきました。

―不安とかはなかったのでしょうか?

オーディションを受けることに関しては、母親にも電話で報告したのですが「オーディション受けるのは無料だから 」という後押しもあり、記念受験ではないですが受けるだけ受けようと思ったんです。でも、まさか仕事がもらえるとは思っていませんでした。

―合格して決断するまでに考える時間が欲しいとかは?

オーディションをしてすぐに「YES」か「NO」かを聞かれて、正直あまり覚えていないのですが、私は何も考えず「Yes」と答えた気がします。

宿泊先に戻ってから「どうしよう、色々やらないと」という気持ちでしたね。というのも、まだ学生であったため卒業論文を作成する必要があったのと、マルタ共和国でシンクロ指導をする予定があったので。

その後、パフォーマーになるために、学校や内定をいただいていた会社、そして「LE RÊVE(ル・レーヴ)」にそれぞれ相談して折り合いをつけていきました。

パフォーマー転身への決意と意識の変化

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―パフォーマーへ転身する前と後で、心境に変化はありましたか

選手時代は、コーチや周りの意思に合わせていくことが大事でした。パフォーマーは全く逆で、自分の個性を出していくことが必要になってきます。

競技は、選手それぞれの個性が「丸・台形・三角などの形」だとしたら、全員が「四角」に合わせていくことが求められるんですが、私は「自分の道を自分で作りたい」と思い始めました。

―自分の個性を出したい欲求が出てきたということでしょうか?

そうですね。今まではコーチに言われた通りにするだけで、純粋だったんです。高校・大学と勉強していく中で、自分の視野が広がったのだと思います。

世界を魅了するパフォーマーの生活

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Le Reve The Dream

―ラスベガスでの生活はどのように始まったのでしょうか?

最初の2週間、会社が用意してくれたホテルで、銀行口座の開設や引っ越し作業など、生活基盤を固めていきました。その後、2週間で振り付けを習得してショーに出演しました。

―すごいスピード感ですね、初めてのショー出演はどのような気持ちでしたか?

最初からパフォーマンスに緊張とか怖いとかネガティブな感情はなくて、生まれつき目立ちたがり屋な性格もあってか「楽しい」が先行していました。

―パフォーマーとしての生活はどのように送っているのですか?

夜のショーでパフォーマンスをするので、日中の時間はフリーなんです。仲間や友人たちと6時間の山登り、趣味のポールダンス(エクササイズ)をして過ごし、その夜に出演することもあります。パフォーマーも生きていくための「仕事」なので、他の仕事と向き合い方は同じかなと思いますね。

育った家庭環境と家族の信頼

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―お話を聞いていて「行動力の高さ」を感じたのですが、ご家族の影響もあったのでしょうか?

そんなことないと思いますね。妹と父は完全にインドアタイプ。母親はどちらかというとアクティブですが。お互い「放っておく」とか、良い意味で「興味ない関係」だと思います。

―放っておくのは「信頼されている」証拠かなと思いますね。

そうですかね。選手時代に号泣して帰ってきても、何もなかったかのように「ご飯たべなさい」「お風呂入りなさい」という感じ。ラスベガスに行くときも「いってらっしゃい〜」と軽い感じだったんですよ(笑)それは良い意味で、家族全員が独立しているのかもしれませんね。

成功と失敗の確率は「50/50」

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―パフォーマーとして挑戦することに恐れはなかったのでしょうか?

やらない後悔って、ずっと心に残るんですよね。チャレンジする時に、成功するか失敗するか誰にもわからないじゃないですか。成功と失敗の確率は50%と50%だと思っているので。

挑戦をしないと得るものはないけど、失敗は得るものがある。やらずに後悔するくらいなら、私はやって後悔した方が良いと思っています。

ただ、パフォーマーに挑戦する時は本当に何も考えていませんでした(笑)

―それでも、毎日アクティブに過ごせるのはすごいと思います。

私は「明日、死ぬかもしれない」という気持ちを持っていますね。明日、隕石が落ちてくる可能性だってあるじゃないですか。だから、今日一日を充実させたいと思って、やりたいことをやるように行動しています。

唯一の日本人というプレッシャー

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―世界の舞台で「唯一の日本人」というプレッシャーをどう感じていますか。

日本の人に「唯一の日本人」として注目されることは嬉しい反面、アメリカからアジア人として厳しい視線は正直ありますね。

―差別ではないけれど「見えないハンディキャップ」を感じますか?

そうですね。所属している「LE RÊVE(ル・レーヴ)」のPRイベントに呼ばれた時は、一度でも失敗したら呼ばれないという緊張感はあります。なので、日本人の代表として意識をしますね。

―今後、出演したい後輩にも影響しそうですよね。

そうですね、私の評価=日本人の評価となってしまうので、日本人の代表としてパフォーマーのみならず私生活でも意識していますね。後輩のためにも、頑張らなきゃという思いがあります。

そういう意味では、誰もが海外に出ると「日本代表」なんだと思います。日本で外国人がポイ捨てをすれば「あの国の人は……」と、個人ではなく国の全員の評価が悪く思うように。海外に出ている一人一人が「日本代表」ですよね。

Happyルール|宮崎夏実

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―最後に「幸せになるための秘訣 = Happyルール」を教えてください。

私がいつも大事に思っているのは「感謝」ですね。

家族、出会った人たち、日本代表に選ばれパフォーマーでいれること。そして、今こうやってインタビューをいただけること。すべてに感謝する気持ちを大切にしています。出会いや出来事に感謝する気持ちを大切にすれば、自然に笑顔になれるんです。そして、自分が笑顔になれば家族や周囲の人たちも笑顔になれる。これが私の「Happyルール」だと思います。

宮崎夏実/Natsumi Miyazaki

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2014年にシンクロナイズドの日本代表選手としてアジア大会とワールドカップで銀メダルを獲得。2016年より「LE RÊVE」の唯一の日本人パフォーマーとして活躍している。

Facebook:natsumi.miyazaki3
Instagram:natsumimiyazaki0714

LE RÊVE – THE DREAM(ル・レーヴ)とは


元シルクドゥソレイユの演出家フランコ・ドラゴーヌ氏が手掛けた世界トップレベルのショー「LE RÊVE – THE DREAM(ル・レーヴ ザ・ドリーム)」。

LE RÊVE – THE DREAM(ルレーブ)が、水中円形劇場の中で繰り広げられる大迫力のアクロバティックが、幻想的な世界にあなたを誘(いざな)います。

ショーのヒロインである1人の少女の物語で、欲望の中に渦巻く“真実の愛”と“暗い情熱”を選択する旅の中で、サスペンスに満ちた夢のような世界が繰り広げられます。

物語中の手に汗握る展開と息をのむような卓越した技の数々が名作をさらなる高みに引き上げ、進化し続ける「ル・レーブ」は、ラスベガスで異例の8年連続「ベストプロダクションショー」に選出されています。

編集後記

宮崎夏実さんの、2歳の時に25m泳げたというエピソードや「LE RÊVE」の公演前に登山するという話が特に印象的でした。パフォーマーというと「特別な仕事」のイメージが先行してしまいますが、当事者からするとそれが「普通」で、生活の一部。そう考えると、自分たちが考える「普通」はまだまだ世界が狭いのかもしれません。栄光と挑戦の濃密な人生の中で、たどり着いた「感謝」という言葉は、とてもシンプルですが重みのあるものでした。

最後に、世界的なエンターテイメントショー「LE RÊVE」で演じる宮崎夏実さんを応援しに、機会を作ってラスベガスへ行きたいと思っています。今後の活躍をお祈りしています!

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