沖縄県民栄誉賞を受賞した沖縄出身の歌手と知られる安室奈美恵さんも足を運んでいる沖縄パワースポットが話題に。地元の人には琉球王国最高の聖地として知られる「斎場御嶽(せーふぁうたき)」は、心の癒やしパワーがあると言われています。
もくじ
斎場御嶽(せーふぁうたき)とは
斎場御嶽は「琉球王国最高の聖地」を意味し、日本国内で11番目の世界遺産です。世界遺産に登録されたのは、2000年12月。ケアンズ(オーストラリア)で開催された第24回世界遺産委員会で、日本政府から「琉球王国のグスク及び関連遺産群」を推薦されました。
斎場御嶽のご利益
斎場御嶽を訪れた人々の多くは「癒やされる」とコメントしています。日本にある神社とはまた違い、沖縄の自然や独自の文化が空気となって漂っているのでしょう。御嶽にある巨大な岩が三角形のトンネルを作る「三庫理(さんぐーい)」は、岩がバランスを取っているため「安定の場所」と言われています。心のバランスもまた整っていくのかもしれません。
斎場御嶽で気をつけたいこと
斎場御嶽は「琉球王国最高の聖地」と言われるほど神聖な場所。沖縄の人々の信仰は厚く、単なる「観光地」ではないことを心に留めておく必要があります。御嶽は神社仏閣とは違い、建物があるわけではなく自然と共存するように香炉が置かれた拝所(うがんじゅ)があります。立入禁止の場所も多いので、ルールを守ってお参りしましょう。パワーを持ち帰りたい気持ちはわかりますが「石一つ持って帰ってはいけない」と言われるので注意しましょう。
お参りする際は、姓名・出身地・現住所を言うと良いとされています。ご先祖様と神様の繋がりを強めることで、現世の私たちにご利益を与えてくださるという考え方です。命や自然、そして平和に感謝する気持ちで心を満たしていきましょう。
斎場御嶽の見学方法
斎場御嶽を見学するには、南城市にある「南城市地域物産館」でチケットを購入する必要があります。
開館時間
- 3月〜10月 9:00~18:00(最終入館17:30)
- 11月〜2月 9:00~17:30(最終入館17:00)
チケット販売時間
- 3月〜10月:17:15まで
- 11月〜2月:16:45まで
入館料
- 大人(高校生以上):300円
- 小人(小・中学生) :150円
- 団体:200円
身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方は、券売所窓口にて手帳を提示していただくと無料。入館券をご購入のする際に、身分証(免許証・学生証等)の提示が必要なケースもあります。
休館日
- 2018年6月14日~6月16日
- 2018年11月8日~11月10日
- 2019年6月3日~6月5日
- 2019年10月28日~10月30日
斎場御嶽は、毎年2回旧暦5月1日~3日、旧暦10月1日~3日を「休息日」として見学できない日があるので注意しましょう。
アクセス
- 駐車場:がんじゅう駅・南城、知念岬公園
- 駐車場より入口まで徒歩7〜10分(約400m)
見学の注意事項
- 足場が悪いため、歩きやすいスタイルで
- 傾斜や階段があるため車イス、ベビーカーでの入場はできない
- 注意報・警報が発令された場合は入場規制
斎場御嶽のガイドツアー
斎場御嶽にまつわる神話、琉球王国の歴史や精神文化などに興味がある方はガイドツアーがオススメ。
土日祝限定の定時ガイドツアー
- 料金(高校生以上):300円
- 出発:9時30分〜16時00分
土日祝限定で定時ガイドが行われており、9時30分〜16時00分に30分ごと(12時00分はなし)に出発しています。
予約ガイドツアー
- 料金(10名まで):2000円(1人増すごとに100円増)
- 所要時間:約50分程度(相談可)
- 受付時間:9時00分〜16時00分
子宝運アップ「シミルチュー霊場」
斎場御嶽と合わせて行きたいのが「シミルチュー霊場」です。シミルチュー霊場は、浜比嘉島の比嘉集落の南端にあり、琉球開闢の祖神アマミキヨ(アマミク、 アマミチュー)が初めての子どもを授かったとされる洞窟。子宝運アップにご利益があり「子宝に恵まれなかったカップルが訪れて子を授かった」という話も。