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    Happyルール|世界初の女性ニャティティ奏者・アニャンゴ

Happyルール|アーティスト・SAYUKI

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音楽、美容、ファッションなどマルチな才能で注目を集めるアーティスト・SAYUKI(サユキ)さん。

自らの才能を活かしモデル・歌手そしてアーティストへ、プライベートでも結婚・出産・育児…… と様々な経験を通して見出したSAYUKIさんの「Happyルール」を伺いました。

SAYUKIのバックグラウンド

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―バックグラウンドについて教えてください

幼少期から、小説を書いたり絵を描いたりインディー映画(自主制作映画)を撮ったりするアーティスト気質の父を見て育ったためか、自然と歌や本・絵が好きになっていました。小学生から歌手になりたいとは思っていたのですが、10代の時にスカウトでモデルに。

モデルをやっていた頃、たまたま知り合った音楽関係の人に「音楽はやらないの?」と聞かれ「もともとやりたいんです」という話から作ったデモテープがいつのまにかニューヨークへ。グラミー賞受賞アーティストの手にも渡り、音源を聴いた関係者が気に入ってくれて「日本人初プロデュース」のアーティストとしてメジャーデビューが決定することになりました。

モデルから歌手へ

―歌手としてデビューして変化はありましたか?

自分ではそれほど実感はなかったですね。ただ、雑誌でモデルをやっていた時は道を歩いていると「同世代の人」が声をかけてくれていたものが、アーティスト活動を始めてからは「音楽好きな人」や「R&B好きな男性」からも知ってもらえるようになったことで、少し変化を感じましたね。

モデル時代は、もともと歌手になりたかったという気持ちがあって、葛藤していた時期もありました。「本当は歌手になりたいのになんで雑誌に出ることになったんだろう……」といった、いわゆるティーネイジャー特有のモヤモヤですよね。それでも、周囲の方にはとても大事にしていただいていたので、モデルの活動も楽しむようにしていました。

歌手デビューが決まり「やっと自分がやりたいことにたどり着いた」という開放感のようなものがありました。なので、変わったというよりは「やっと来れた」という感じだったと思います。

歌手からアーティストへ

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―独立型アーティストになった経緯を教えてください

歌手として楽曲リリース、ライブ活動などを行っていきました。活動していく中で、自分としてやりたい曲や作詞作曲へのこだわり、ライブ演出など、希望が増えていったんです。

一般的な会社でもそうだと思いますが、どうしても組織の中に属していると、自分の思い通りにいかないことも出てきました。そのため事務所を一旦離れて、2年間ほど構想を練ることにしたんです。

構想期間の活動

―構想期間はどのような活動を?

構想期間は、街にあるスクールで高校生たちに混ざってレッスンを受けたり、音楽関係の人がいる場所に足を運んで作曲家を探してみたりと、おそらく普通はデビュー前にやるようなことをやっていました。

レーベル所属の際は、専門のコーチに一対一でダンスを教えていただいていたのですが、より自分のスキル向上がわかりやすいスクールに。ボーカルだけ参加していた曲作りもゼロの状態から参加するなど、これまでやり残したことを自由にやっていったんです。

そのとき、歌うことも好きでしたが、楽曲制作する「クリエイティブな過程」が好きなんだということに気づいて、自分のやりたい活動スタイルを模索していきました。

―独立後の不安はなかったのでしょうか?

当時は、事務所にいる「安心感」より「作りたいものを作りたい」という欲求の方が強かったですね。もちろん金銭面はレーベルにいた方がいいのかもしれませんが、そんなのはいいやって(笑)

例えば、このまま10年とか経って、ずっとこのままだったら苦しいし、つまらない。だったら一回すべてをやめてしまって、好きなことを色々やった方がいいと思ったんです。

フリーになった後、別の事務所の方から声をかけていただくことはありました。ただ、やっぱり企業と組むと「見えない柵(さく)」が出てくるんですよね。細かい部分で、どうしても折り合いがつかなかったりします。

日本での活動をやりきった後、もう一つやり残していた「ニューヨークに住みたい」という“やりたいこと”を実現するために、単身NYに渡りました。

単身NYで「自分」を見つけた

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―NYではどのような生活だったのでしょうか?

知り合いの方のスクールでダンスの集中トレーニング、マンハッタンでスカウトされモデルも。そして、音楽のプロデューサーに知り合いアーティスト活動、ニューヨークのファッションやクラブシーンに触れる……など、やりたいと思ったことをやり、行きたいと思った様々な場所に足を運びました。

―やりたいことを思いっきりやりたい時期だったんですね

当時、年齢が「29歳」という節目だったことも大きいかもしれないです。20代最後ということもあって、全てやりたいことをやって次のステージに行きたいという気持ちが強かったんだと思いますね。

自分で好きなように曲を作り、ライブをしても「その先」を意識することが多くなっていました。そんな中で、ニューヨークの「音楽シーン」に触れて、自分がやりたい事はニューヨークで活動することではなくて、日本で日本の人達に自分の音楽を届けたいことかもしれないと思ったんです。日本は「J-POP」の国ですが、もっと色んな音楽をやっている人がいた方が楽しいかなって。

メジャーレーベルにいると「自由」にはできないと思い、自分が好きなように好きなタイミングでリリースできるような環境を作ってしまえばいいということに気づき、日本に帰国しました。

音楽活動のベースを立ち上げへ

―NYの生活が転機になったんですね。

そうですね。ニューヨークで会う人会う人に言われたのが「ニューヨークでは、どこかのレーベルに所属しようと思うアーティストなんかいないよ。なんで自分でやらないの?」ということ。

自分でやる方法があることを知って、日本ではどうやるんだろう、レーベルを立ち上げて会社を登記すればいいんだ……と調べていきました。途中、人にも相談しましたが、基本的には全て自分で進めていったんです。

―NYでは日本でいう「芸能事務所」はないと聞いたことがあります

そうなんです。ニューヨークでは、基本的にマネージャーとアーティストのスタイルです。日本のように、会社組織に属するスタイルは独特ですよね。

才能あるアーティスト個人に対して、事務所の役割となるマネージャーがいて、ギャランティーの交渉や仕事選びなどをしていきます。日本でもこのようなスタイルがしやすくなると良いなと思います。

日本の音楽シーンが変わらなくても、事務所に所属せずに活動できるスタイルが一人でも二人でもいる方が健全だなと思って。成功するにしても、しないにしても、私がやる分には誰にも迷惑をかけないからやってみようと思ったわけです。

完全独立型女性シンガーのパイオニアへ

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―NYから帰国後、リリースに至ったわけですね

自分で作詞作曲、(演奏データの)打ち込みをして、音楽スタジオに持っていって。一人でも完成できるんだと実感しました。

まずは深く考えず、自分の何となく好きだなと思うものを作ってアウトプットしてみなくては……と思い、自作曲に加え、音楽家に作成してもらった曲も合わせて「OMG(オーエムジー)」というミニアルバムをリリースしました。

―作品をリリースした時はどのような気持ちだったのでしょうか

そうですね「やっと自分がやりたかったことができた」と思いました。

最初、歌手デビューした時は「雑誌の表紙に出て、テレビやラジオ、街の中で自分の歌が流れる」という子供の頃からのイメージだったんです。けれど、その子供の頃からのイメージしていた活動が全て出来た時、これが一生やりたいことかと言われると「違うな」とすごく思って。

ルーティンではなく「トータルプロデュース」をすることが自分のやりたいことだと気づいて、それがようやく実現できて「そうそう、これがやりたかった」と、すごく嬉しかったですね。今後も、好きな時に好きなスタンスでやっていければと思いました。

音楽を作っている人はきっと「好きな時に好きなスタンスで」と望んでいる人も多いんじゃないかな。

―「メジャーアーティストにならなくてはならない」という雰囲気がある中で、SAYUKIさんの活動スタイルは、きっと音楽をされている方の希望になると思います

今はもう「メジャーデビューしないといけない」という時代じゃないのかもしれないですね。

私がデビューした当時は、2000年代。その頃は、メジャーデビューしないといけないとか、CDの売り上げがミリオンセラーになっていた時代でしたが、今は音楽が好きなら誰でもデビューして販売できる時代だと思いますし、音楽はストリーミングで聴くようになって「買うもの」じゃなくなってきていますよね。

いまの時代に合わせた活動をしていくべきだと思いますし、私自身も「音楽が好きだからアーティストになりたい」で始まっているので、発信する側として「自分の作りたいもの」を届けたいというのもありますが、リスナーとして「好きな音楽を気持ちよく聴ける環境」がいいんですよ。

広がるアーティスト活動

ファッションデザイン

 

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―最近ではアーティストの活動がさらに広がってきている印象です

アーティスト活動をしてるため、ファッション関係の知り合いが多く「絵が好きならやってみたら」と声をかけていただいて、デザインを担当させていただきました。その他にも、様々な方からお声がけいただいて、歌詞提供や番組MCなども行っています。

BLOG:SAYUKIコラボデザイン帽子一覧
BLOG:SAYUKIコラボスカーフ&ストール全5種

イルカショー「LIGHTIA」コピーライティング

―SAYUKIさんに会うたび、活動が多岐にわたっていて驚きます

直近だと、横浜・八景島シーパラダイスの新ナイトショー「LIGHTIA」で、ナレーションのコピーライティングをさせていただきました。

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新ナイトショー「LIGHTIA」は、これまでの「イルカショー」に、プロジェクションマッピングや電飾などで壮大な世界観を表現したショーで、本当にすごいから見て欲しいです。

―コピーライティングをしたきっかけは?

フィーチャリングで参加している作曲家・斉藤耕太郎さんの「恋し君に」という楽曲に、普段は英語も交えるのですが、「日本語の伝わる歌詞」のラブソングをテーマに歌詞を書き下ろしました。

その歌詞を読んだショーの関係者の方が、私の描く世界観とショーが合うのではないかと思ってくださったようで、お声がけいただいたのがきっかけです。

―歌詞の世界観はどのように着想を得ているのでしょうか

過去の経験や音から浮かび上がってくる人物から導き出していますね。集中して歌詞の世界の人物になりきるのですが、作詞をしていると集中しすぎて泣いてしまうことも……。カフェで書くこともあるので、周囲から見たら完全にヤバい人ですよね(笑)

でも、それくらい没入すると「芯のある言葉」が出てくるんですよね。きっと、私はその瞬間が好きなんです。

番組「インフォ チャンネル700」MC

 

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―ケーブルテレビでもMCをなさっていましたね

そうですね。こちらもお声がけいただいて、ケーブルテレビ専用 総合エンタテイメントチャンネル「チャンネル700」内で放送している番組を紹介する情報番組「インフォ チャンネル700」のMCに。

全然やったことはなかったのですが、依頼してくれた方のイメージを信じてオファーを受けました。すると「何を伝える」という意味では「アーティスト活動と根本的な部分は似ている」ということに気づいたんです。

BLOG:SAYUKI『インフォ チャンネル700番組MCしてきたよ』

今後の活動について

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―今後の活動について教えてください。

思い返せば、小学校の頃、アーティストごっこをするとマネージャーをする子、チケットを作る子……と人が自然と集まってきました。絵も好きで描いていたものが、今のファッションデザインに繋がっていると思うと、幼少期からやってることが変わらないです(笑)

小説を読んでいた時は、文章を書くのがもともと好きだったこともあるので、書いてみたいなという思いはありますね。自分では、長文のストーリーを書くのはまだまだ修行が足りないと思っているので、もう少し年齢を重ねたらチャレンジしてみたいです。

出産で広がる“SAYUKI”の可能性

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―少しの文章と絵、世界観……「絵本」の依頼もきそうですね

子供を育てる中で自然と絵本に触れる機会が増え、奥深さに気づいたので、お声がかかればぜひやりたいですね。間違いなく引き受けます。

絵本は、子供が感じ取れるストーリーでなくてはならないし、子供が集中できる短さでなくてはならない。大人ではわからない展開でも、子供にはとても面白いものもあって。とても興味深いですね。

―出産後で活動スタイルに変化はありましたか?

良い意味で肩の力が抜けた気がします。一言でいうと「受け身のある良さ」でしょうか。これまでは、自分で前のめりだったと思うのですが、今は色んな人に可能性を広げてもらっている感覚があるんです。子供って「ゼロな状態」なんです。それを見て、自分の「頑なさ」が無駄なような気がして。出産をしたことで、柔軟になれたと思います。出産前は、出産すると仕事が減るんじゃないかといった不安があったのですが、結果的には活動スタイルに好影響がありましたね。

今後も、アーティスト活動を中心に、ファッション、美容、文章など“何かを作っていくこと”をやっていきたいと思ってます。

Happyルール|SAYUKI

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―最後に「幸せになるための秘訣 = Happyルール」を教えてください

私のHappyルールは「自分がやりたい、楽しいを選ぶこと。それを悔いのないように全力で楽しむこと。」です。

やっぱり人生って短いし、明日誰が死ぬかわからない。「こんなことやりたくなかった」ということを続けた挙句、死んじゃうのは嫌だから。それなら、やりたいことをやっていようと思うんです。もちろん、些細なことで「掃除機かけるのやだなぁ」と思う時はあって、そんな時は近くに住んでいる母やダンナさんに頼んじゃいます(笑)、本当に助かってます。

子育ても料理も、絵や音楽と一緒で、作る楽しみを知ると良くて、面倒なことや大変なことを上回る「楽しさ」を見つければ、どんなことも楽しくなってくると思います。

SAYUKI

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日本の歌手、モデル、株式会社VOCE代表取締役社長/CEO。

幼少よりシンガーを目指し、ジャズやR&Bを聴いて育つ。14歳からソングライティングを始め、16歳から本格的なヴォイストレーニングを受ける。歌手デビュー以前には数々のティーン誌でモデルとして活動。表紙を務めた雑誌では50万部を超えるセールス。19歳の時に録ったデモがN.Yへ渡り、グラミー賞受賞アーティスト、フージーズを中核とするレフュジーキャンプが初めて日本人をプロデュース。

SONY MUSIC ENTERTEINMENTよりメジャーデビュー。ジェリーワンダーデュプレシスとワイクリフがプロデュース、ワイクリフはラップでも参加している。2nd single F でHEY!HEY!HEY!に出演。シングル4枚、アナログ2枚、アルバム1枚をSONYからリリース。デビューシングルは5万枚を超えるセールス。テイトウワによるリミックスアナログも限定6000枚が即完売。

モデル時代の経験と独特のセンスを生かし、現在AmebloやTwitterで自身のファッションやライフスタイルも披露している。

2009年、NYへダンスと音楽の勉強のため渡米。NYでモデルとして撮影や、デモのレコーディング、トニー賞受賞の振り付け師ガース・フェイガンのダンスカンパニーで強化合宿を受ける。帰国し、2010年9月により自由な音楽活動のベースとして株式会社VOCEを設立。2011年自身の設立したレーベルVoce Musicより、セルフプロデュースのデジタルミニアルバムOMGを全世界配信リリース。Yahoo Newsに取り上げられるなど話題を集めた。

2012年3月28日にNew Single,NobodyをiTunesとレコチョクで先行配信。iTunesでは注目作品に選出。同年4月18日には全世界配信がスタート。5月2日に同曲リミックスも世界配信。2013年1月、美と健康を参加型のクラスで学ぶ『TotalBeautyWorkshop』をスタート。同年3月にCD付写真集『THE FACE the SAYUKI book』発売、代官山TSUTAYAのファッション書籍コーナーで好評発売中。3月20日に楽曲Simply、Only youの英語、日本語全4Verを世界配信。

自らトータルプロデュースするサウンドとヴィジュアル、そして美しく力強い声を武器にワールドワイドに活躍の幅を広げている。

Instagram:sayukisvoice
Twitter:SAYUKIsvoice
Blog:SAYUKIオフィシャルブログ

LIGHTIA/ライティア

圧倒的なスケールで繰り広げられる新・ナイトショー、神秘的に光り輝き、島内を包み込むイルミネーションが2018年11月9日にスタート。

新ナイトショー「LIGHTIA」は、「音・光・映像」と「人とイルカ」が一体となる、一瞬たりともショーの世界から覚めることのない、圧倒的な20分間。

色を失った愛のない寂しい世界を人間とイルカの奇跡のイリュージョンで愛に満ち溢れた世界の彩りを取り戻す——

Web:横浜・八景島シーパラダイス Mystical Island 2018

編集後記

SAYUKIさんは、まさに「才能に溢れる人」で、その才能を活かせる人を受け入れる力「愛」を持ち合わせた人なんだと、お話を伺って感じました。辛いことでも、その中から「楽しさ」を見つけ、人から求められることに期待以上に応えていけるから、多くの人から様々なシーンで頼られているのだと思います。SAYUKIさんの世界観を表現した絵本、ぜひ読んでみたいのですね。関係者様ぜひ!

自分に嘘をつかず「自分がやりたい、楽しいを選ぶ」のは、簡単そうで難しい。つづく「悔いのないように全力で楽しむ」という言葉にも、何か強い意志を感じました。楽しい時間をありがとうございました!

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