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    Happyルール|アーユルヴェーダセラピスト・植村智子

Happyルール|セラピスト・岡本淳子

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都内五つ星ホテルの会員制スパで、セラピスト、技術トレーナーとして数多くの人々のセラピーにたずさわり、現在はプライベートサロン「Aisha Beaute(アイーシャボーテ)」をオープンさせた岡本淳子(おかもとあつこ)さん。

岡本淳子さんが、様々な体験を通し感じた、体・心の両面で美しくいられるための「Happyルール」を伺いました。

バックグラウンドを教えてください

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―はじめまして、まずはバックグランドについて教えてください。

最初は美容師になろうと思っていたのですが、自分の髪も巻けないくらい下手っぴだったんです(笑)。でも、小さな頃から祖母のマッサージをしていたことを思い出して「人の体に触れる仕事が合っているのかも」と、セラピストになりました。

―ご家族の影響などはあったのでしょうか。

両親は美容関係の仕事ではないのですが、三人姉妹なので輪になってマッサージをし合っていましたね。昔から「マッサージは気持ちいい」という感覚はずっとありました。友達にもしてあげたりするのも好きでした。人に触れていたいという感覚が強いのかもしれません。

―そういう意味では、美容師も「人と触れ合う仕事」ですよね。

そうですね。今はセラピストなので「癒やし」という要素が強くなっていますが、もともと「美容」に興味があるんです。なので「女性をきれいにしたい」というのが原点だと思います。

女性を美しくする「あずき」で味噌造り

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―ブログを拝見して「あずき味噌」が気になっています

小豆(あずき)は、妊娠や出産など、女性のライフスタイルで必要な鉄分や栄養素が豊富と言われているんです。そこで、大豆の代わりに小豆を使って作ってみたところ、ちゃんと発酵して美味しい味噌ができました。大豆と同様の製法で10ヶ月から1年くらいの熟成期間を置くと食べられるようになります。

―小豆というと「甘い」イメージがあるのですが……?

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砂糖を一切使わないので甘くはなく、ほんのりと小豆のいい香りがして、とても美味しいですよ。2018年の年始に「あずき味噌造り」の教室を開催したのですが、2019年も1月、2月、3月で開催を予定しています(詳細は公式サイトをご覧ください)。

研究でたどり着いた「美ライフ」

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スキンケアをやめる「肌断食」

―肌断食をされているそうですが、どのような経緯で取り入れたのでしょうか

以前は、肌のお手入れは人並み以上に気にして、キャビアが入ったような高級アイクリームを使っていた時期もありました。ですが、年を重ねるごとにシミ・シワは気になり、使う化粧品は増えるばかり。セラピストは仕事で日差しに当たることもないですし、きちんと日焼け止めを塗って、日傘も使い気をつけていたのにどうして……と悩んでいました。

紫外線を浴びていなくても肌トラブルが発生することに気づいて、医学や美容の本などを読んで研究。肌に残ってしまった薬品が良くないことを知って「一度全ての化粧品をやめてみよう」と決めて、肌断食に挑戦しました。

―肌断食はどのように実践されているのでしょうか

朝は、ぬるま湯か水で洗顔をした後に「バオバブオイル」というオイルをつけ、夜は何もつけずに寝てしまいます。はじめた頃は、乾燥することもありましたが、肌のサイクルが二巡する約2ヶ月が経った頃には、くすみが取れてツヤが出始めました。

―過去、肌断食をやってみたのですが2週間経った頃に乾燥が気になってやめてしまったことがあります

最初はシワっぽくなるように感じますが、個人差はあるけれど、2ヶ月頑張るとくすみも取れるはずです。肌トラブルの原因によりますが、化粧品による酸化や毛穴の炎症が治まってくるか、肌の日々の変化 や経過を見ながら行うと良いと思います。

―肌断食で肌が弱くなり荒れやすくなったりはしないんでしょうか?

肌自体は、荒れづらくなるなど、より強くなっていくと思います。高級化粧品によって作る肌より本来多くの人が優れた保湿因子やバリア機能を持っていると、肌への信頼感が高まるはずです。

―「化粧をしなくてはならない」という気持ちがなくなって楽そうです

そうですね、身軽になります。旅行も楽ですし、お風呂場には「純石鹸」のみです。石鹸カスが出ないので、浴室が以前よりキレイになりました。お財布にも優しいですしね。

シャンプーを使わない「湯シャン」

―肌だけではなく髪もツヤがあって、しっかりしていますね

髪も肌と同様に何も使っていないんです。1ヶ月に1回だけ美容室でシャンプーやトリートメントは行なっていますが、それ以外はシャンプーは使わない「湯シャン」のみ行なっています。

―湯シャンのみだと頭皮のベタつきや臭いが気になりませんか?

皮脂量やシャンプーなど、個人差によって変わりますが、肌サイクルが二巡する約2ヶ月間は辛抱する必要があると思いますね。頭皮が変わっていく過程で、ベタつきや臭いが発生する場合があります。なので、会社勤められている人はバケーションが必要かもしれませんね。

―効果的な湯シャン方法を教えてください

湯シャンの簡単な方法として、シャワーのみでも良いのですが、湯船に耳まで浸かってマッサージをしてあげると良いですね。頭皮が上がると目尻や口角、顔全体のリフトアップに繋がりますし、多くのツボがある耳もマッサージをすると、眠りが深くなりますよ。

―ご家族も湯シャンを実践されているのでしょうか。

はい、子供たちもお風呂は「湯シャン」ですね。抵抗があった夫も、私の変化を目の当たりにしてやり始めました。気にしていた薄毛が段々としっかりとしてきたようです。

美しさに必要な「食」

―やはり「食」にも、美容を気にされているのでしょうか?

気にはしていますが、朝からスムージーを飲んだり、スーパーフードを摂ったりすることはしていません。

手作りの「あずき味噌」を使い、みりんなどは天然醸造されているものを買うようにしています。ただ、子どもがいるので、添加物は使用せずにシンプルな料理法が一番かなと。栄養素の欄を見て、カタカナ表記がたくさん並んでいるような食品は購入する時は少し慎重になります。

―外食に行くことはあるのでしょうか

外食は特別制限することはしてはいません。翌日に白湯とお味噌汁だけにするなど、バランスをとっています。それは、お酒を美味しく飲みたいという理由なのですが(笑)口内炎や体調不良を感じたら「プチ断食」をすることもありますね。

美容大国「モロッコ」での出会い

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instagram.com/aishabeaute

―モロッコ旅行もお仕事で?

モロッコには、純粋に行きたいと思って足を運びました。モロッコは美容大国で、ガスールと呼ばれる粘土状のパック、アルガンオイルなどがありますから、何か出会いがあれば良いなとは思っていました。

地元の方にウチワサボテンの種子オイル「カクタスオイル」を教えていただきました。希少な高級オイルだったのですが、お店で買って試してみたところ、次の朝のふっくら具合が全然違うと感じたんです。モロッコ南西部の都市・アガディールに足をのばして、実際に工場見学もさせていただきました。

セラピストとしてのこだわり

―バオバブオイルとの出会いは何だったのでしょうか

セラピストとして独立する時に、様々なオイルを試していたんです。旅行に行った時に、肩から首周りが日で焼けてしまって、左右別々のオイルを塗って実験しました。すると「バオバブオイル」を塗った方が明らかに良さを感じ、多くの人に広めたいと思いました。

今後は、モロッコで出会ったウチワサボテンの種子オイル「カクタスオイル」も提供できればと思っています。

―サロン・マッサージ店へ足を運ぶことあるのでしょうか

通っているということはないのですが、技術や接客が確かなホテル スパや話題のサロンの施術を受けに行くことはありますね。選定の仕方としては、オイルをどんなものを使っているものか、セラピストさんがどれくらい詳しいかで判断しています。

Happyルール|岡本淳子

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―最後に「幸せになるための秘訣 = Happyルール」を教えてください。

私のHappyルールは、自分にとって「気持ちいいを選ぶ」です。

以前の会社をやめてサロンを開始する前に、主人の実家である新潟の温泉へ行った時のこと。真冬の露天風呂に入って気持ちよくなって「はぁ……」と息をついていたところ、雪が舞いはじめて、さらにタイミングをはかったように優しい女性の声のヒーリングサウンドが流れてきたんです。すると、自然と涙がボロボロと。視覚も聴覚も触覚も……全部気持ちいい状態になって「幸せ」を感じたんです。その時に「もう“気持ちいい”ことしかしない」と心に決めました。主人に伝えると「何いってるの今さら?」という反応だったのですが(笑)

過去を振り返って見ると、ずっと続けられていることは全て「気持ちいい」ということがブレずにあります。セラピストとしてお客様の肌に触れてるオイルの感覚も、私にとっては“至福”の状態。人が触れ合うと「オキシトシン」という愛情ホルモンが出て、触れられる方より触れる方が多く分泌されると言われていますが、私もまさにセラピストとしてお客様に触れてる瞬間に「オキシトシン」が出て幸せを感じているのだと思います。なので、体力的に辛い時期も続けることが出来たのだと思っています。

岡本淳子/Atsuko Okamoto

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2003年より12年間、都内五つ星ホテルの会員制スパで、セラピスト、技術トレーナーとして数多くの人々のセラピーにたずさわる。とりわけ、国内外のトップアスリートや女優、モデルを担当。延べ一万人以上の肌に触れ、素肌美を追究していく中で、内側からの本質的な美の要因、「食」「睡眠」「心の在り方」についての学びを深める。また、数々のオイルや化粧品に触れる中で、きわめて肌への親和性が高いボタニカルオイルに興味を持ち始める。

2006年よりマクロビオティックの兎龍都先生に師事し、食の三原則「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」を学ぶ。2010年、リマ・マクロビオティックスクールに入校。基礎からマクロビオティックの知識を深める。上級科を修了。食やセラピストの経験を通して得た知識を、スポーツブランドのwebサイトや、食と農をつなぐwebマガジンなどで「美食同源のコラム」として執筆。

2016年、Aisha Beaute(アイーシャボーテ)オープン。

INFA 国際エステティックライセンス ゴールドマスター、AEAJ アロマセラピ検定1級、美容師免許。

Aisha Beaute

Aisha Beauteは「食」「睡眠」「心の安定」の調和により美の追求を目指す女性専用のプライベートエステサロン。身体の外側からのケアだけでなく、食と睡眠、心のありかたを包括したホリスティックなトリートメントを目指している。

バオバブオイル

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バオバブの種から抽出されるオイル。幹の上部に葉がつく形態が特徴で、Aisha Beauteが販売するパッケージにもそのシルエットが施されています。肌や髪に様々な効果をもたらすと言われ、多くの人に愛されています(詳細は公式サイトをご覧ください)。

カクタスオイル

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ウチワサボテン種子から抽出したオイルで、大量の種子が必要なため、とても希少なオイル。目の下の小じわ、唇の縦じわに浸透させて使うと、とても馴染みが良い印象(詳細は公式サイトをご覧ください)。

Web:Aisha Beaute
Instagram:Aisha Beaute
Youtube:Aisha Beaute

編集後記

美しさを自ら実践して、納得したものだけをサロンのお客様に提供する話を伺って、まさに「美のプロフェッショナル」と感じました。文章や写真ではお伝えできないのが残念ですが、表面上だけではなく内面から輝くオーラを放っているようでした。

やはりセラピストの方がおきれいだと説得力があると思い、私もさっそくお話を聞いて早速サロンに。しっかりとしたヒアリング、穏やかな空間で心から癒され、とても贅沢な時間を過ごすことができました。ありがとうございました!

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